2013年10月2日水曜日

【注目ニュース】MOOCリサーチペーパー公開 / 大学の教育ベンチャー育成 / 反転授業ガイド

・英国政府機関によるMOOCリサーチペーパー

英国のビジネス・イノベーション・職業技能省が、先月「The Maturing of the MOOC」(MOOCの成熟)というリサーチペーパーを発行した。

MOOCに関する様々な調査や論説から現況を明らかにし、単位認定やビジネスモデルの構築に関する検討を行った上で、英国政府の方針策定や将来研究に対する助言を行っている。

MOOCのコース完遂率からプロバイダの持続性に至るまで、広範な内容を扱っている。ペーパーの作成にあたり引用されている文献はウェブ上のニュースやブログが大半を占める。MOOCのトレンドを知る上で大変素晴らしい資料である。

http://ja.scribd.com/doc/171178784/Maturing-of-the-Mooc

・大学による教育ベンチャー企業の育成

米国のいくつかの大学において、教育ベンチャー企業を支援する取り組みが始まっている。
大学が教育ベンチャーの企業を支援する事業体(インキュベーター)を設立し、ベンチャー企業に対してオフィスを安く貸し出すなどの支援を行う。

ボストンにあるインキュベーターのLearnLaunchXは、7社のベンチャー企業を抱えている。また、ペンシルバニアのEducation Design Studio Inc.はペンシルバニア大学からの出資を受けて設立されたインキュベータで、ペンシルバニア大の教員とも協同しながら新事業を開拓する。

テクノロジーを教育に用いて改善することは、今までの大学のありかたそのものを変えてしまいかねないインパクトを持っているが、このトレンドを見過ごすことにもリスクがある。大学と近い場所で新しい取り組みをビジネスとして育て、大学にも利益をもたらすことが期待されているようだ。

http://chronicle.com/article/Colleges-Join-the-Ed-Tech/141775/?cid=at&utm_source=at&utm_medium=en

・教員向けの反転授業導入ガイド

初中等教育から高等教育に至るまで、講義による知識習得をオンライン教材で済ませ、教室ではディスカッションや問題解決学習など知識を「使う」活動を取り入れる反転授業の導入が拡がっている。これに伴い、教員に向けて反転授業のメリットや導入方法を紹介するガイドが、徐々に増えてきた。

このガイドでは、反転授業を取り入れるメリットとデメリットを整理した上で、導入にあたってのコツ(Tips)を紹介している。反転授業について知りたい、試したい教員にとってよいヒントになりそうである。

http://elearningindustry.com/the-flipped-classroom-guide-for-teachers