2012年2月6日月曜日

スタンフォード大学のオンライン講義「人工知能入門」の解説

スタンフォード大学から公開されたオンライン講義「人工知能入門(Introduction to Artificial Intelligence)」についての解説記事。
この講義は無料で開講され、開講から1時間で5000人が登録するほどの人気を博し、結果として16万人以上が受講した。この講義を担当したThrun教授の同僚であるAndrew Ng教授は「Machine Learning」という別の講義を無料で開講し、こちらも10万人以上が受講した。

このような講義に対し修了証を与えるかについて、スタンフォード大学では議論が続いているが、今のところ大学が単位を与えることはないとされている。スタンフォード大学の工学部長James Plummerは、テクノロジを活用することは教育コストを大きく下げ、より多くの人々に教育機会を与えうると話す。これまでもスタンフォード大学ではオンライン学習や遠隔学習が続けられてきたが、今やテクノロジは「屈曲点(Inflection Point)」を超えた(訳注:新たな段階に入った、の意か)と話している。

先日、「Artificial Intelligence」を開講したThrun教授は大学のテニュア職を辞め、3人のロボット研究者やエンジニアとともに「Udacity」というベンチャーを立ち上げた。Udacityでは検索エンジンの制作やロボットカーのプログラミングなどの講義が開講される。大学からスピンアウトした珍しい形の教育活動として、今後注目される。

□元となる解説記事
Lessons and Legacies from Stanford’s Free Online Classes | MindShift
http://mindshift.kqed.org/2012/01/legacy-and-lessons-from-stanfords-free-online-classes/

□スタンフォード大学で公開された講義
Intro to AI - Course overview
https://www.ai-class.com/overview

Machine Learning
http://www.ml-class.org/course/auth/welcome

□Thrun教授らが立ち上げたベンチャー「Udacity」
Udacity - Educating the 21st Century
http://www.udacity.com/

□Thrun教授がテニュア職を辞めたことを紹介する記事
Professor quits Stanford to teach online - ITWeb Press Office
http://www.itweb.co.za/office/itweb/PressRelease.php?StoryID=226371

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追記(2012.2..10)
Thurn教授はUdacityの立ち上げに伴い、スタンフォード大のテニュア職を辞めたが、同大学にはテニュアでない研究教授として在籍し続けるとのこと。以下はChronicle.comの訂正記事。

Stanford Professor Gives Up Teaching Position, Hopes to Reach 500,000 Students at Online Start-Up - Wired Campus - The Chronicle of Higher Education http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/stanford-professor-gives-up-teaching-position-hopes-to-reach-500000-students-at-online-start-up/35135